いつかの現在地

2019/8/30引越し

アンカー

1月のまま12月を迎えたカレンダー。 去年の4月からずっと。一日一日、必死で。 毎日が分岐点で。いつ終わってもおかしくなくて。 でも結果、ここまでなんとか来れたから。来れてしまったから。 痛くても、辛くても。ニコニコと。明るく、前向きに。 何か聞…

終・遠況報告

四月に転勤になって。 忙しくて。 コロナで業務は増えて。 忙しくて。 同じ係の子が倒れて。 忙しくて。 ストレス、過労、睡眠不足。 いろいろ薬は飲んでいるけど。 治らなかったり。 朝も昼も食べられないことの方が多いけど 食べたいとも思わなかったり。 …

塩と水槽

ひとつの水槽の中で、淡水魚と海水魚が泳いでいた。 一匹は元気そうに、一匹は苦しそうに泳いでいた。 その水槽に塩を入れるか、入れないか。 例えば、あなたは塩を入れた。 淡水魚は死に、海水魚は生き残った。 例えば、あなたはそのまま見ていた。 海水魚…

過去を連れて

‪残っている時間。 今ある全部とこれから全部を使って、前に進みたい。‬後ろじゃなくて前に。過去を連れて。 「過去と生きる」ことと「過去で生きる」ことは、きっと反対のことだ。 続けていると間違えそうになって、だからときどきここに戻ってくる。 「過…

神様は乗り越えられる試練しか与えない

神さまは乗り越えられる試練しか与えないという。 嘘だ。 乗り越えられたら「試練」 乗り越えられなかったら「運命」 結果が出てからどちらか決めるだけの、百発百中の後出しじゃんけん。 若い時の苦労は買ってでもしろと上司がいう。 嘘だ。 自分で自分のた…

2019年の振り返りとか

令和だなんだって騒いでいた5月の連休がずいぶん昔のことのようです。 2019年、今年もいろいろありました。 4月。 転勤、未踏の土地、初めての業務、知り合いのいない職場。 だけど、自ら選んで飛び込んだ「挑戦」の一年でした。 振り返ればあっという間で…

いつかの現在地

学生時代、日記を書いていた。 中学、高校、大学と。約10年間。 学校に提出するわけではなく、誰に見せるでもなく。 勉強するよりずっと机に向かって、毎日、日記を書いていた。 本当は、ただの日記ではなかった。 遺書だ。 これは、読み手に復讐するための…

GW2019の思い出

どこか遠くへ旅行に行ったわけでもなく、引きこもっていたわけでもなく。 一週間も経てば何をしてたのか思い出せなくなってしまいそうな歴史的10連休。 そんな、間もなく終わろうとしている「私の2019年ゴールデンウィーク」を後世の自分たちに残すため、以…

2018年振り返り

変わったこと、変わらなかったこと。 変わってほしかったこと、変わってほしくなかったこと。 変えられたこと、変えられなかったこと。 変えたかったこと、変えたくなかったこと。 今年、2018年は、あっという間の1年で。大した変化もなくて。 でも、振…

家族

私の家族。 週休半日の365日間勤務で数年間働き続けているきっともうすでに半分壊れながら働き続けている自分の健康に無関心で真面目なのに優しさの方法に疎くて不器用ででも家族想いの父。 祖父がいた頃からずっと何年も何十年もこの家を支え続けてきたちょ…

野沢温泉H30.10.20

「死ぬ前にもう一度行きたい」 と 前からずっと祖母の希望だった長野県北部の野沢温泉村野沢温泉に行ってきました。 家族全員と、母方のおじいちゃんとおばあちゃんも連れて。一泊二日の温泉旅行。 移動距離300Kmもの長旅です。 そのほとんどは車に座ってい…

揺らぎ

先週から引き継いて、会話を交わさない父と母 熱が下がらず体調の話を聞いてほしい祖母 あまり興味のない兄 テンプレート式な気遣い行動しかしらない父 認知症に常識と正論で返す父と兄 面倒臭そうな返事 冗談にかこつけたババア呼び イライラする ふざけん…

一匹のセミとの出会いと

私が通っていた小学校は、小説にでも出てきそうな山の上にあって。 登山道みたいな通学路でクワガタやカブトムシを捕まえて帰ったり。 ときには、スズメバチに追われたり。ハンミョウを追いかけたり。 虫とか花とか大好きで。 セミの抜け殻なんて珍しくもな…

『夢』

きっかけは何だったのかわからない。 ただ、日曜夕方の少しトラックの多い帰り道の高速道路。気付いた。思い出した。 4年間も続けてて初めて自分が納得できる歌声が出せたカラオケだったか。 兄と二人で見に行ったホタルだったか。 変な奴って思われるかな…

2017年抱負未満

2017年が到来しました。 環境の変化、新しい人間関係、仕事や責任、期待されるもの。 2016年もいろいろありました。 終わった今だから平気な顔してますけど、ぶっちゃけよくこなしてきなと思います。 投げ出したくなる山場(私レベルの話)はいっぱ…

どMチャレンジ(半年経過)

初任地からの転勤、初めてのことばかりの新天地、膨大な仕事量、残業な毎日…。 4月の1日(金)からすでにめげかけていた自分をなんとか鼓舞しようと、日曜の夜に慌てて作った目標兼逃げ道。 なんだかんだで6か月、半年が過ぎました。 こんなふざけた名前だ…

決意とか覚悟とか

それは一度決めたら固まるものじゃなくて。 毎日、いや毎時間。 毎分毎秒。更新し続けないと維持できない。 栓の抜けた風呂桶にバケツで水を足し続けるようなもので。 「必ず守る」と、誓ったあの熱い想いも 朝になれば形骸化して、数日もすれば形すらおぼろ…

若い時の苦労は買ってでも

「若い時の苦労は買ってでもしろ!」 とは、私の嫌いな言葉です。とにかく嫌いです。 多分、言ってる方はあまり深いこと考えてなくて、体力ある若いうちにいろいろ学んどけよ程度の意味で言っているんだと思いますが、とかく私はこの言葉が大嫌いです。 以下…

中学時代の映像が出てきて

ここ最近、昔撮った8ミリのビデオテープを電子ファイル化して整理したり、過去を振り返ることが多かったせいか、今の自分と、今までの自分と、これからの自分について、浅く考えることがよくあります。 さっきも部屋の整理をしていたら、うっかり中学時代の…

救いはない

良くならない。助からない。 どうにもならない。仕方がない。 それでもきっと救いはある。 壊し壊され壊れてしまったその先にさえ、救いはきっと必ずある。

どMチャレンジ

4月から本社へ転勤となり、これまでの倍、いや3倍以上にたくさんの過酷や面倒くさいこと、不安や恐怖に晒されることが予想されます。日付が変わるまで帰れない、そんなこともあるでしょう。 正直考えただけで、うんざりします。 全部放り出して、ニート生活…

明日枯れる花に

昨日と同じ。明日も同じ。 同じことを繰り返す毎日。 若いひとたちにはそれは、退屈に見えたりして。 でも終わりに近づくひとたちにはそれは、少し違って見えて 今日も昨日と同じように過ごすことができた感謝や明日に向ける不安や恐怖、いろいろ。 例えば、…

2015年まとめ

平日は、嫌々起きて仕事して少しでも早く帰ってダラダラすることを第一に。 週末は、土曜午前中に部屋の掃除して、夕方に実家へ帰って、翌日夜に戻ってくる。 そんな風に過ごしてた私でも、今年2015年もほとんど覚えていないけどいろんなことがありました。 …

帰ってきた。家へ電話した。 結局どんな言葉を与えればいいのか分からなかったので、「俺が言いたかったのは、父のことも祖母のこともみんな大好きだ、ってことだけだよ」とだけ伝えた。 こんな言葉が返ってきた。 「悲しくて悲しくてもう明日も明後日も眠れ…

今、さっき、父のことを「あんなやつ家族のことを考えてない」と言った祖母に対して、私は怒った。 多分、何年かぶりに。 週に半日だけの休みで、酒を飲むわけでもなく、パチンコに行くわけでもなく、ゴルフも釣りも、なにもせず、できず、私が帰ってくる日…

父と母と

今日は少し、父と母、それぞれの想いに触れた。 あの頃のみんなは、きっと誰もがギリギリで、でも口には出さなくて。 知らないままで、よかったのかもしれない。 ずっと閉じ込めて、おくべきだったのかもしれない。 何度、子供たちの手を引き、橋から川を見…

道端の草

出張先からの帰り道。 早足で歩きながら職場へ向かう途中の道端に、小さなよもぎを見つけた。 そのまま通り過ぎた。足も止めなかった。 通り過ぎてから、思い出した。 知っている。 夕方の匂い。こんな道端で。もち草を見つけて歩いた。歩いていた。 その時…

無題

明日の午後、祖母の手術が行われる。 全身麻酔を伴った、2~3時間の手術。 その病院で週に1,2回は行われる割とメジャーな手術で、上手くいけば元通り、とはいかないまでも、リハビリをすれば歩行器を使って歩ける程度には回復するらしい。 その逆、80歳と高…

祖父の一周忌

祖父の一周忌があった。 今日集まったみんなは、どれだけのことを知っているんだろう。覚えているんだろう。 最後の、安らかで幸せな最期だけしか、覚えていないのかもしれない。 思い出そうとしていないだけかもしれない。 山が好きで、ハーモニカが趣味で…

「臭いものに蓋をするな!」

「現実から目を逸らすな!」 とか 「でもそれって、臭いものに蓋をしてるだけだよね?」 とか。 見たくないものや聞きたくないものから目を逸らし耳を塞ぎたいときに、良く聞く言葉です。 「事実」という強烈な後ろ盾がこの言葉の背景にあって、「事実なんだ…