いつかの現在地

2019/8/30引越し

終・遠況報告

 

四月に転勤になって。

忙しくて。

コロナで業務は増えて。

忙しくて。

同じ係の子が倒れて。

忙しくて。

 

ストレス、過労、睡眠不足。

 

いろいろ薬は飲んでいるけど。

治らなかったり。

 

朝も昼も食べられないことの方が多いけど

食べたいとも思わなかったり。

 

治らないけど、助けたかったり。

分からないけど、踏み出してみたり。

 

仕事の時間、家族の時間、自分の時間。

限られた時間を切り貼りして、5分のために5時間かけたり。

 

ベッドの上で待ってる祖母も

治らない母も直らない父も

新たな家族を迎える兄も前に進もうとする妹も

慕ってくれる後輩も頼ってくれる友人も。

全部を支えたいし助けたいし応えたいけど自分の好きも諦めたくない。

 

だからどうせきっと無理だけど

それがまだそこにあるうちは、自分にできることを全部やってから終わろうと思って。

 

やってみて。続けてきて。

 

当たり前だけど睡眠が足りなくなって。

具合は悪いけど診てもらう時間もなくて。

 

頑張っているけど手放したものは多くて。

大切にしたいから諦めたものもいろいろあって。

 

毎日毎日、罵声と理不尽、ダメ出しと八つ当たりのスターマイン。

じゃあせめて自分くらいは、って。

 

誰にも当たらず、物にも当たらず。笑顔と信念だけは貫いて。

結果、いろいろ零れてしまったけど、ここまで今まで全力で生きてきたことにだけは胸を張れる。

 

だらだらしてるだけじゃ、余暇は生まれない。

がんばらないで、がんばれとは言えない。

毎日毎日、塵とか闇とか病みばっかりだけど、だからこそ光を届けたい。

 

多分、自分は生きるのがあんまり得意じゃない。

でもだからこれでいい。

 

ここまで今まで自分を連れてきてくれた全部の人、物、音、色、時間に応えるために。

一つでも多く、一秒でも長く。

 

さいごまで残していきたい。