いつかの現在地

2019/8/30引越し

中学時代の映像が出てきて




ここ最近、昔撮った8ミリのビデオテープを電子ファイル化して整理したり、過去を振り返ることが多かったせいか、今の自分と、今までの自分と、これからの自分について、浅く考えることがよくあります。


さっきも部屋の整理をしていたら、うっかり中学時代の合唱や文化祭の映像が記録されたCD-Rを見つけてしまい、「懐かしいなー」なんて軽い気持ちで見てしまったら、想像した以上に深手を負いました。


どこか古めかしい、あか抜けない懐かしい面々。しかしそのどれこもこれもが眩しいこと。

なんなんでしょうね。この気持ちは。


嬉しいような、苦しいような、痛み?切なさ?
見ていて、思わず笑顔になるのに、同時に涙が流れるような。そんな胸の苦しさ。



今だって、楽しいこと、うれしいこと、いっぱいあるのに。

そこには、信じられないほどに輝かしい、そして絶対にもう手に入ることのないものが、いくつも残っていて。


なんて、複雑な気持ちで笑いながら見ていたら、ふとその頃好きだった女の子が映って、

今何してんだろう、どうしてるんだろう、なんて考えた瞬間バキバキと音とを立てて心がひしゃげていくようなそんな青臭い青春の一ページ。


結果はどうあれ、せめて、想いを伝えたらよかったのにと、あまりにありふれたかつての自分への後悔といろいろ。

でもなんだかんだ近くにいる時間は多くて、それがうれしくて、それ以上近づけなかった小心者な自分をせめるどころか、親しみを感じてしまう。




電車で見かける学生たちも、ファミレスで盛り上がってる彼らも、
今まさに、この時、画面の中の自分たちと同じようにきっと、そんな輝きの中にいるんだと思うと、

がんばれって、応援したくなる。


学生は楽でいいね、なんて。社会人ぶって。
彼、彼女らの、そんな必死で全力でけだるくてかったるい最高にキラキラした日常を、少しでも守られたらって、そう思う。


がんばれ。がんばれ。