いつかの現在地

2019/8/30引越し

音と音の距離

 



音程、ピッチ という難題。


これを、「なんかちょっと上達したような気がしないでもない」という曖昧なステージから

「確実に変わった!明らかに安定するようになった!」

って確信できる領域に至るまで、多分今のやり方だけではだめなんじゃないかと実感しています。

今のやり方。
ボイトレCDに合わせて発声練習する。
好きな歌をホーとかラーだけで歌ってみる。
裏声で歌ってみる。など



例えば、私が今までに2000回以上聞いて1000回くらい歌った「プラリネ」って歌があるのですが、

その一番最初のフレーズ。

「ゆめは、ゆめとして」


これ、演奏がなくても、今ならだいたいの音程で歌うことはできるのですが、

「ゆめ」の、「ゆ」→「め」で音が上がったのか下がったのか、すぐにパっと分かりません。

いや、ふざけてるんじゃなくて、ほんとに分からないんです。


歌えばだいたい合ってる音程で歌えるのに、その音が上がったのか下がったのか、それとも同じ音なのか、二つの声を交互に何度も出して、じっくり聞き比べてようやく、下がったっぽい?って分かります。

「ゆめとして」 

「めとし」で下がってるのは分かりますが、「て」でどのくらい上がったのか、「め」と同じくらい?「ゆ」?「と」?

って、自分が出してる音の移動が、にわかに分からない。

だから一人でカラオケにいくと何度も歌い直ししてしまうし、何度やっても安定しないんだと思います。



逆にすごくないですか?そんな状態でなんとなく歌が歌えてるって。逆にすごい。


そんな現状をふまえ思いました。

このあり様な自分が、歌ってる途中で、音程を見失ってしまうのは当たり前だと。




この現状を根本から打破するため、さっき鍵盤を押しながら発声してて、一つ思いついたことがあります。それは

『音程を幅(距離)で捉える』ということ。


どうせ楽譜も読めませんし読む場面もありませんので、私にとってドとかラとか、関係ありません。それよりもっと、ただシンプルに。

ミ→レ は1
ミ→ド は2
ミ→ド# は1.5

みたいに音の間隔で覚える。

 
そうすれば、鍵盤一つ一つの幅は全部均等(なんですよね?)だとしたら、

「ミ→レ」の距離感が身につけば、「レ→ド」も分かるはずだし、「ソ→ラ」も「ミ→ファ#」も分かるのでは!?

ていうか究極的には、最低単位である半音0.5の移動を覚えてしまえば、あとそれを倍していくだけだから、すべての音の距離を自由自在に移動できるのでは!!?



いや、そんな上手くいくとは思いませんが。

少なくともただ漫然とあーあー言ってるよりは効果が望めそうな気がしました。

 
 
ドとド#、ミとファ、それぞれの音の距離が均等だとしたら、これは結構、私の中では画期的な視点です。

特にわたしの場合、結構キーを変えて歌うことが多いので、最初の音さえ合わせてもらえば、後はおなじ距離感で音を跳ねていけば、理論上は正しい音程で歌える!…かもしれないような気がします。



ドレミすら捨てて、音程を音と音の幅でつかむ。


ちょっと2週間ほど、0.5~2くらいの幅に絞って、耳と声に慣らしてみます。