いつかの現在地

2019/8/30引越し

おまじない

 
 
 
 
明日は朝から大事な部内レクがあるし、ほんとはもう今すぐにでも明日に備えて寝なくちゃいけないんだけれど、
 
どうしても、今の気持ちを今残しておきたいので、本当に簡単に。殴り書き。


週末は、ほぼ毎回、土曜夕方に実家に帰って、日曜の夜自宅に戻ってくる。
その行き帰りの車内、片道約2時間が私の歌の練習タイム。

そんな一週間のルーティン
 

先日のミリオン5thライブでまた心揺さぶられて、歌上手くなりたいって想いを強くして、でも全然理想には近づいている気がしなくてもどかしく思うこの一週間。





『おまじない』 歌:矢吹可奈木戸衣吹) 


2015年に発売されたCDの曲で、多分、名曲ぞろいのミリオンライブの中でも名曲として結構有名な楽曲だと思います。

劇場版の可奈ちゃんと重なる部分があったりして、明るいけど泣ける曲、そんな声をよく聞きます。

私も好きで、だいぶ前からお気に入りプレイリストに入っていますし、今までもそこそこよく聞いてました。



でも、今まで一回も歌ったことはありませんでした。

好きな曲なんですけど、自分の中でこの歌は、「可奈ちゃん自身の歌」ってイメージがあって、私の歌いたい曲リストからは外れていたんです。



けど、先週ミリオン5thライブに感銘を受けたりしたこともあって、

 
歌ったことない曲でもしっかりメロディーを聞いて音を取るトレーニングのつもりで、歌ってみようと、

いつもは歌ってない曲も含めたプレイリストを流して、さっき実家から帰りの車の中で口ずさんでました。



そして、「おまじない」が流れてきました。

この歌かぁとかそんな程度で、特に深く考えず、歌いはじめました。

リズムが結構独特だなぁとか、サビ前の部分は一人だと歌いきれないかもとか、技術的なことを考えながら。



なのに、途中から心が。
歌詞や歌に。

 
重なって、響いてしまって。



自分でも分からないくらい気持ちが溢れてしまって。

本当になんて言ったらいいのか分からないけど。


今まで、ただ聞いていた時には、いい歌詞だなぁとか、可奈ちゃんらしさがよく出てるなぁとか、そんな一歩離れた場所から聞いていて。


だけど、さっき初めて歌ってみて。

可奈ちゃんの想い。歌への想い。歌が本当に大好き!って。ありがとう!って。
そして今度は私が助ける番だよ!ってただ底抜けに明るく元気なだけじゃない、悲しい日も臆病な自分も歌と一緒に乗り越えてきた可奈ちゃんが見せる笑顔とか歌声とか、みんなにも届けるよ!ってそういう想いがドババーって流れ込んできて。



明るくて、楽しくて、優しくて、

きっとアイドルになる前から、歌うことが大好きで、歌と一緒に過ごしてきた、可奈ちゃんの楽しい日も悲しい日も。全部がその背景に積み重なって。

でも、それを感じさせないくらいに、可奈ちゃんは、本当に明るく、楽しく、優しくこの歌を歌っていて。


そこには、隠しているつもりとか、嘘をついているつもりは微塵もなくて。

歌に対するありがとう!って気持ちと、今度は私が届けるよ!って強い意志と。


真っすぐで純粋な「歌が好き」って想いと、楽しいや笑顔だけでは整理できない正直な内面と。

どっちもちゃんと両方を持ってる可奈ちゃんが自分でたどり着いた一つの答え、だからこそこんなにも生み出される全力パワー。


それが本当に眩しくて、守りたくて、愛おしい。

最高です…。





これどっかで、前に書いたかもしれませんが、

「好きなら下手でもいいじゃん」とか「楽しめればそれでいいじゃん」とか、そういう考え方は私はあまり好きではなくて、

もちろん楽しいのが一番だとは思うんだけれど、


「好きなら上手になりたいと思うのは当たり前じゃん」、とも思ってたんです。




この歌にも同じような歌詞が出てきます。

でも、違うんですよ。

これ別に下手でもいいじゃん、って開き直りとかじゃなくて。
まして努力を諦めて放り投げていいよ、なんてことまったく言ってなくて。

むしろ、前に進むことに立ちすくんでしまった君に全力エールを送る、隣にしゃがんで同じ目線で大丈夫だよってそっと手を差し伸べる、そういう歌なんです
 


「絶対大丈夫」「怖くない」 歌詞のひとつひとつ。

誰かが言ってた借り物の励ましじゃなくて、可奈ちゃんの言葉だからこんなにも力がある。

悲しみや臆病な自分を、完全克服したわけじゃなくて。
きっとこれから先も悲しくなったり怖くなったりする日はあるけれど、それでもまた歩き出すよ、歌と一緒に。届けるよ、君にこの歌を。って笑顔で。

臆病な自分とも向き合って、だけど、いや、だから、心の底から笑顔で歌う可奈ちゃんの愛おしさ。こんなに心に響く。強いメッセージ。
 
 




「おまじない」 

守りたくなるくらい純粋に、歌に正直で、感謝に溢れた、強くて明るい優しい歌です。


また、私にとって特別な歌がひとつ増えました。