2010-05-24 過去11 過去 卒業式も終わり、国公立大学の後期試験がやってきた。 判定がCくらいで、試験が日本語の小論文だけだったから、という志望理由。 書く練習もせず、本番は時計も忘れて散々だったが、奇跡的に合格した。 一応東京の私立大学の合格は決まっていたし、何しろ勉強する気にならなかった。試験が小論文だということを知っているだけで、赤本ももっていないし、配点も知らなかった。なのに受かってしまった。 こうして本当だったら自分なんかが来るようなところではない、それなりの国公立大学に入学した。 そして家族から離れ、念願だった一人暮らしが始まった。