いつかの現在地

2019/8/30引越し

カラオケ上手くなりたいと願って4年半経つけど依然として上手くならない素人が考えた上手く歌うための考察




カラオケで上手く歌えたら楽しいだろうなと思って4年半。

車の運転中などひそかに練習し始めて3年半。

自分の歌声がどうとかじゃなく、聞いた相手にその曲そのものを、自分の大好きな曲たちを、初めて聞く人に「なんかいいね」って思ってもらうことを目標として2年半。







録音して、聞いて、がっかりして

しばらくして、また録音して、聞いて、落胆して。



そんなのを繰り返して、いつの間にか3年いや、4年。

4年って結構やばいですね。
今から4年後って考えると、めっちゃ先の話感はんぱない。



それでどうなったかと言うと、
さすがにちょっとは上手くはなりました。

でも、きっぱりと断言できます。ちっとも上手くはないです。

上手くはなったけど、上手くはない。

140kgのデブが20kg痩せたところでまだ依然としてデブみたいなそんな感じです。(ひどい




目指すものが高すぎるのか、自分のポテンシャルが低すぎるのか、あるいは両方なのか。

なのにまだ諦め悪く、歌うまくなりたいと願い続けています。



BUMPのメーデー、ゆずの栄光の架橋
かつてなら無理だった高音を出せるようになりました。

しかし、音が出せることと、歌として歌えることは、別ものです。

高音、高音ってそればかりで、己の低音域の音程の不安定さにも気づきました。
地声と裏声のスイッチを、音程を外さず行うことの難易度に驚愕しました。

一応、ただの棒声だったのが、歌声っぽくなりました。
声量は結構アップしました。

しかし、「こんな風に歌いたい…!」と願う理想形にはほど遠いです。






私は音楽知識がほぼゼロです。
キーとか、調とか全然わかりません。

ちなみに、20数年生きてきて、ピアノの白盤の音が均等な間隔で並んでいるわけじゃないことを知ったのは、つい最近の話です。(実話)

てか、なんでカラオケってキーを上げたり下げたりしてるのに、ちゃんと同じ曲に聞こえるんだろう。曲が壊れちゃわないんだろうってずっと不思議でした。

それがまさか、ミとファの距離と、ドとド#の距離が同じだとは…、

ていうか白も黒も同じ間隔なら、初めから全部白の1オクターブ12個の鍵盤で作ってくれればいいのに!あっ指が届かない?なるほど!勉強になるなぁ!(やけくそ






ただなんとなくではあるけれど、
自分なりに上手く歌うための順番は見えてきました。

想いを込めて歌うとか、表現力とか、それ以前に固めなければいけない基礎があることをいま実感しまくっています。



私の場合、歌の練習と言っても週1回、実家へ帰る車の中で眠気覚ましに歌うことがメインで、実際にカラオケに行くのは年5,6回程度なのですが。

それでも、仮に、毎週カラオケに通ったところで、劇的にうまくはならないだろうなぁと想像できます。

何も考えず、ただ数十回数百回と歌っても、ごく僅かにしかレベルアップできないと思います。
それは、答え合わせのない模擬試験を繰り返しているようなものです。


なので、ここらでちょっと改めて、これから私は何をどうしていく必要があるのか、素人なりに整理したいと思います。






※注意
以下、音楽知識皆無(上記のとおり)の人間が、素人なりに4年もの間歌うまくなりたい生活を送る中で生み出した、歌上達のための独自解釈です。うのみにしないでください。ご意見等アドバイス等は大歓迎です。



歌の構成要素を大雑把に切り分けるとこんな感じになります。


X軸が、テンポ
Y軸が、音程
Z軸(点の大きさ)が、音量

歌詞はその上に乗せるだけ。←大事

それが右から左でずうーっと流れていくイメージ図。



あれですね、回転寿司ですね。(爆


「歌はにぎり寿司である。」 

これ今わたしが作った格言です。自由に使っていいですよ!(使わねーよ





歌の構成要素に、優先順位をつけるなら、①音量 ②テンポ ③音程

音量がないと何も聞こえない何も始まらない。よって1番目が音量。
テンポと音程はどっちが先でもいい気がするけど、音程がなくても、ただペンで机をたたくだけでも音楽にはなると意味で2番目がテンポ。3番目が音程。

歌詞は一番最後。


音の響きとかビブラートとか、表現技法はさておいて、
このX軸(テンポ)とY軸(音程)さえしっかりしていれば、もう歌としては、ほぼ完成していると思います。

X軸とY軸の適切な位置に点(音)を置いていく。

あとはデコレーションしていくだけ。




私自身、4年も続けてていまだにこのレベルかよ…って人間なのでよく最近よく実感するのですが
歌が下手な人間が、どんだけカラオケに通っても一定レベル以上の領域にたどり着けない最大の理由がここにあると思います。


XとYの正しいに位置にいきなりぽいっと点(音)を置けるのは多分才能ある人の話です。

凡人には無理。うん、無理です。
あてずっぽでたまたま当たってたとして、もう一回同じことができるとは限らない。

なので、私はじめ歌の苦手な者どもは、それぞれの要素に分けて練習したら良いと思います。




①音量 の練習
 …えーと、筋トレとか?いや、すみません。音量については、私の場合、筋トレとかロングボイスとか上手い人のまねをしていたら自然と上昇しました。
 この要素については、私自身ここまでのフィジカル強化で最低限は達していると自負しているので割愛します。

②テンポ の練習
 声を出さずに練習できます。手拍子してみるとか、指でトントンしてみるとか。まぁよっぽどズレていなければ③と一緒に練習すればよいと思います。

③音程 の練習
 ここです。最大の課題はここです。音程を合わせます。
音程を合わせるには、(1)音を正しく聞き取る力と、(2)自分の思った音を思ったとおりに出力する力、の2段階があると思います。
 (1)正しい音を聞き取るには、きっとその曲を何度もたくさん聞くしかない。
 (2)正しい音を出力するには、正しい音に合わせて音を出す練習が必要。



…いや、なんだそんなの当たりまえじゃんって思うかもしれないけれど!
ここが大事なんですよ。

誰だって、知ってる歌が流れてきたら歌いたくなりますよね。

心に響くコトバ、大好きなフレーズ。
それが自分の好きな曲であればあるほど、想いを込めて歌いたくなる。なりますよね?

まして、せっかくカラオケに来て、マイクを握って…歌わずにいられるわけがない!


そこで、提案。

歌を歌わないでください。




カラオケに来て、マイク握って、好きなイントロが流れてきて…さあ!

歌わない。





歌うんじゃない。演奏する。

いったん、歌詞を捨てるのです。


まず楽器になることです。私はラッパ、私はホルン、私はコントラファゴット…。

歌うんじゃなくて、演奏する。
アーとかラーとかピョーとか、ハミングでフンフン♪とか。

いやふざけてないです。


だって考えてもみてください。

ドを押してるのにミが鳴ったり、シが鳴ったり、でもだいたいはドが鳴ったりする…。
そんな不安定な鍵盤ハーモニカで演奏なんかできますか?

そんな不安定この上ない楽器のままで、何十回何百回と練習するの、もったいなくないですか?(←4年半の重み)



そりゃ我々生物だから、完璧100%にいついかなる時もブレずにぴったり発音するなんてことはプロの歌手だって難しいと思いますが、

「気持ちを込めて!」とか
「表現力を出して!」とか

それ以前に、きっとそれより先に

自分の身体を楽器として作っておく必要があるんだろうな って、最近私思います。


「アー」ですら音合わせられないのに、歌詞つけて上手に歌えるわけがない。


逆に言えば、楽器としてある程度完成させてしまえば、あとは演奏し放題。新しい曲だって歌い放題です。いいなーそうなりたいなー。

高い音が出せるっていうのは、それはただ演奏可能な範囲が増えただけで、上手い下手とは別の話です。


きっと好きな曲ほど、よく歌う歌ほど、
その歌詞の方に、画面に流れる言葉の方に、意識を割かれてしまって、引っ張られてしまって

実は意外とちゃんと音が聞けていないかもしれません。




あなたの好きなその曲は、
私の好きなその曲は、音程外してますか?ホントに歌詞最高。大好き。で、その歌、音程外してますか?

その曲の素晴らしさを届けたいなら、歌う自分だって外したらダメなんですよやっぱり。

上手く歌うんじゃなくて心を込めて歌うんだとは言えども、その心を相手に届けるには、やっぱり、上手に歌う力が必要なんですよ。



楽しく歌えればそれでいい?
まったくもってそのとおりです。

楽しく歌いたい。
出発点は、楽しいから。ただそれだけの話。

だからこれは、
今より上手く歌えたら今よりももっと楽しいだろうな!ってそれだけの話。

自分の好きなその曲を聞いた誰かがこの曲いいねって思ってくれたら最高に嬉しいだろうな!ってそれだけの話。



以上、4年かかっても上手くなれない、上手くなりたい凡人以下素人のお歌考察でした。