いつかの現在地

2019/8/30引越し

リズム感という課題(H31.1.3)

 


いま自覚している歌の課題は、

力まない発声、声の響きの維持、腹式呼吸、ブレスの固定、表裏の切り替え、ゴシック体発声イメージ、活舌の改善

…とまぁ全部かよってほどたくさんあるのですが、その中でも特に最重要課題だと感じているのが「リズム」です。




■リズム感

リズム感といってもいろいろあると思いますが、今一番足りていないと感じるのが「演奏に合わせて歌う技術

・・・って書くと我ながらカラオケの初歩の初歩ですけど、本当に今一番レベルアップしなくちゃいけないって思うのがここです。

実はずっと前からうすうす感じていた部分です。
 

一年前はまだ明確な課題としてはつかめていませんでしたが、一番の原因は「リズム」です。

長年の音痴を何とかしたいという想いが、音程のズレばかりに意識を向かわせていて気づけなかったリズムという要素。

例えば、車の中で何の演奏もなしで歌うのと、カラオケで伴奏に合わせて歌うのと比べると、圧倒的に、演奏なしの方が気持ちよく歌えます。


過去の記事にも書きましたが、私はそもそも歌うことが嫌いで、カラオケなんてなくなればいいのにと思っていたほど、歌うことを避けてきました。

社会人2年目の時点で、ようやくカラオケ経験回数は3回くらいでした。

歌上手くなりたいと思ってからはカラオケにも行くようにはなりましたが、それでも私の歌の練習場所の95%は車の中でした。

車の中で、原曲の歌声に合わせて、音程をずらさないように繰り返し練習する。それを5年間続けてきました。

これの何が問題なのか。
ポイントは「歌声に合わせて」というところです。

つまり、私はずっと、「演奏」ではなく「歌声」に合わせて歌う練習しかしていなかったわけです。

そりゃ、カラオケでいきなりoffヴォーカルの演奏に合わせて歌えんわ。
「演奏に合わせて歌う」経験がほとんどないんだもの…。


演奏に合わせて歌うというのは、楽器作り(ボイトレ)か演奏練習(ボーカルトレ)かといえば明らかに後者です。歌唱技術。

一方、去年1年、特に注力してきた音程トレーニングや声作りはまさに前者のボイストレーニング。楽器としての身体作り。

そりゃリズム感はレベル1のままだわ…。


極論な話、声なんて十人十色、高音が出ないならキーを下げればいいし、歌詞がなくたって曲になる。
太鼓やドラム、指で机をたたく音、音階なんてなくたって音楽はできる。

歌唱技術として何よりも優先すべきは、リズムでした。
 

多分、この「リズム感」も音程感と同じで、耳から入ってくるリズムを正しく聞き取れるか(入力)と、出したいリズムで声を発せられるか(出力)と、大きく2段階の力が必要になってくると思います。

そして今の私にどちらが足りていないかといえば、おそらく両方です。(おい)

入力側、聴き取る方は、今まで意識はしていなかったとはいえ、さすがに5年間も歌ってきたのだから、まったくのレベル0ってことはないとは思います。
それでも全然足りてはいないと思います。

圧倒的に不足しているのは出力する方、演奏に合わせて狙ったタイミングで発声する技術。原因は前述のとおり。


聴き取るのは、例えば一曲に集中すれば、比較的短期間でも習得できるかもしれませんが、発声する方はきっと違う。

「発声」という運動を起こさないといけないわけで、筋肉、神経、脳の働きやなんやかんや。スポーツと同じでこれはきっと反復練習をするしかない部分です。

以前、スポーツインストラクターの方とお話する機会があり、ちょうど興味のある分野だったので訊ねてみたところ、一般に随意的な運動を無意識に行えるようになるまでは最低でも3か月はかかるとのことでした。

狙ったタイミングで発声する、という今までやってこなかった筋肉の動かし方を何回も繰り返して、関連する神経系や脳機関を活性化させるところから始める必要があるので、まぁすぐには無理です。


なので、ここは、音程のときと同じく、気長にやってみようと思います。