いつかの現在地

2019/8/30引越し

「ららマジ」の好きなところ

 



連日の残業、ストレスフルな毎日。


すっかり仕事に忙殺されるつまらない大人になってしまった、そんなここ最近の私を支える「小さな楽しみ」となっているのが、

「ホニャららMAGIC」 通称「ららマジ」というゲームです。

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私はあまりテレビを見ないので、未だにお目にかからずにいるのですが、テレビCMなんかもやっているらしい今、話題?のゲームアプリです。





このゲームの良いところ

1 女の子たちが可愛い。
 個性豊かな登場キャラ30人全員ボイス付きです。

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総勢30人。写真は、向井春香さん。みんなのお姉ちゃん。
普段はふわふわしてるけど、バトルでは徒手空拳の肉弾戦を見せる。速度が速く、爽快感のある、個人的一押しの近接攻撃型キャラ。なのです。


 

2 スタミナ制度がない。
 平日は夜しか触れないからスタミナが溢れちゃうううという心配もなく、時間の取れるときにまとめて遊ぶことができます。


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ホーム画面。瀬沢かなえちゃん。まだまだ垢ぬけない田舎美少女。
こんな賑やかな後輩がいたらそりゃあもう楽しいにきまってる。女子力!




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だいぶ前にとったスクショ。卯月真中華ちゃんのお気に入りのセリフ。
ロックが好きなのに敬語で礼儀正しくてしっかりしているというギャップ。(偏見)
ロックのことになると嬉しそうに楽しそうに話すところが大変かわいらしい。
好きなものを好きと言うためにすべきことはする、周りにケチなんかつけさせない、という、私の目指す在り方を実践しているところに尊敬の念を覚えます。

 





3 戦闘は開始から終了までオート可能。
 洗濯物を干しながら、あるいは筋トレをしながらでもキャラの育成ができます。これまた忙しがることの得意な社会人に嬉しいシステムです。

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バトルパート。もちろん手動操作もOK。攻撃、回避、ガード、スペル発動。すべて指一本で操作可能。
全体ダメージスペルが強すぎる感あるので、敵の発生タイミングとか、ダメージ固定系ボスとか、もうひと調整ほしいなーなんて思うところ。





・・・とまぁ、ゲームシステム的な良いところを挙げてみましたが、私が「ららマジ」において最も好きだと伝えたいのは、そこではありません。

かわいいキャラならそこら中に溢れているこのご時世、別にららマジでなくとも上記を満たすゲームは他にいくらでもあるでしょう。

単刀直入に言います。


 
ストーリーが素晴らしい。




「あの日」以降、バラバラになってしまった器楽部を復活させるため、メンバーたちの「心の傷」を探し出し、「奪われてしまった救い」を取り戻すことを目的に、それぞれのメンバーごとのエピソードを掘り下げていく形で、メインストーリーが進んでいくのですが、なんといってもこの

ストーリーが素晴らしい。(2回目)




なんていうんでしょう。
どこか懐かしさを感じるような、そういう楽しさ。


初めてロックマンエグゼを遊んだ時のあの物語に没頭する感じに似ています。


もちろんバトルそれ自体も楽しいんですが、そこ至るまでの物語とか、場面にマッチしたBGMとか
 
「ららマジ」のストーリーには、自分の操作で進んでいく映画を見てるような楽しさを感じます。

 
1回クリアしたけど、しばらくしてもう1回読み直したくなるような。
 



小学生時代、初めて児童文学に触れた時の感覚にも似ています。

ゲームしてたいのに、宿題で一冊は読まなくちゃと言われ、いやいやながら読み始めた冒険小説。

地味で鮮やかさのかけらもない表紙からは想像もつかなかった物語、世界、心の動き、読み終わった後の充実感と喪失感でいっぱいの放心状態。


あの感じです。(わからん)





上手く伝えられなくてもどかしい。

なんというか、ソシャゲっぽくないんですよ。
矢継ぎ早に、ガチャとか、レア度とか。新しいものを追加していく感じじゃない。
 
はっきり言ってソーシャルゲームに向いてない。(ばっさり




新キャラ追加!最高レア度!確率アップ!新スキル!

っていうソシャゲ的集金体系に合ってないというか、

ストーリーの良さって課金にはなかなか直結しないと思うので、ちゃんと稼げているのか正直ちょっと心配なのです。(何さまだよ)



コンシューマゲームっていうんでしたっけ?
一つのゲームソフトとして出して欲しいタイプのゲームです。


 




で、ここまでやたら、ストーリーを褒めちぎってきましたが、

そのストーリー。なんかすごい想像もつかなかったような突飛なことが起きるかと言えば、まったくそんなことはなく。

だいたい、どこかで見たことのあるような展開です。

 
誰かの記憶に潜ってみたりとか、その世界の中では魔法が使えたりとか、昨今のライトノベルでもありがちな設定ですし。
救いようのない鬱展開とかショッキングな流血シーンとか、そういったものもないですし。
話題性を持たせるために、奇をてらってみたり、エロネタに走ってみるとかもせず。


10代にありがちな平凡な悩みとか、悩み未満のモヤモヤとした満たされない感覚とか。
そういう、一回はどこかドラマとかアニメとかで見たことがあるような、月並みな展開を。

すがすがしいほどに、まっすぐ丁寧に、登場するキャラクターたちの心情、葛藤、そして救いを描いています。




「頑張れば叶うよ!」だけじゃない。
「いじめられて辛い」わけじゃない。

小さくて些細な、でもとても大切な一つ一つの葛藤を、見事に描きあげています。
 

そんなせいか、一人一人のキャラがすごく生き生きしています。
ストーリーを一つ終えるごとに好きなキャラが増えていきます

コミカルパートの何気ないキャラたちの掛け合いが愛おしく感じます。



アニメみたいにグリグリ動くわけじゃないし、派手なアクションシーンがあるわけでもないけれど、要所要所で入る挿絵とか、場面を盛り上げるBGMとか、絶妙な演出で物語に没入させてきます。

ビビります。ビビりました。ソシャゲで何やってんのって思いました。感謝の課金しました。



改めて気づかされたこと。
新しく自分の胸に響いた言葉。

一つ一つの要素には多分、真新しいものはないけれど、それを素晴らしい完成度で魅せてくるのがすごいです。
 
 


そして、そのストーリーに魅せられてもう3か月以上経つというのに、なんでいまさらこんなことをブログに書いているかと言えば、

つい先日、リリースされた第8幕のストーリーが、個人的にクリティカルヒットしてしまったからです。


これは完全に個人的な話です。

ど下手でど音痴で、でも歌うまくなりたいなと憧れて、ひそかに練習しはじめて、もう3年経とうしているけど、まったく自分が望むように歌えるようにならない。上手くなってんのかもわからない。

録音した自分の声の醜さにへこむことを繰り返し、そろそろ自分にはここが限界なのかなって思って半分諦めかけてた私に、突き刺さったのが第8幕のストーリーです。


ありがとう、ららマジ。
ありがとう、萌ちゃん。そして、アミ師匠。

こうありたいと願った最初の日のこと、一番大切なこと、忘れかけていたよ。

私ももう少しがんばってみます。


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ストーリー第8幕のメインキャラクター、伊藤萌ちゃん。

趣味落語という、おとなしい無口キャラの意外性を狙ったただのキャラ設定で終わらないところが「ららマジ」のすごいところ


このゲームは課金しなくても十分に遊べてしまうのですが、感謝をこめてガチャを回したところ、10連4回目で出てくれました。ありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ということで!「ららマジ」のこと、少しでも気になった皆さん。


新しいマンガを手に取る感じで、始めてみてください。

騙されたと思って、メインストーリーの1幕と2幕だけでいいので、やってみてください。


恥ずかしくなるほどまっすぐで、そしてどこか懐かしく感じる、そんな素敵な物語があなたを待っています。