いつかの現在地

2019/8/30引越し

最強の




艦これを初めて始めて3か月。


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幼かったちびっこ艦隊も、立派に成長し、いよいよレベル100が近づいて参りました。
必要経験値的には、まだまだはるか遠い距離がある感じですが、数値的にはもうすぐです。


駆逐艦と互角の戦いを繰り広げ、2-1カムラン半島迎撃作戦で、敵空母から降り注ぐ開幕攻撃に、これがこの子たちの限界なのかと諦めかけてたあの頃が懐かしいです。

駆逐艦を一撃で倒せるようになり、空母の攻撃にも耐えられるようになり、こと夜戦においては戦艦だろうが何だろうが力強く撃沈させるその姿は、限界を感じつつも確かに間違いなく進んできたこの道のりを思えばこそ、なかなかに感慨深いものがあります。


一方で、相変わらず砲撃戦では戦艦相手に一桁のダメージしか与えられず、逆に砲撃一発もらっただけであっさり大破してしまったり、昼戦では相手を一隻も落とせなかったり。制空権は常に喪失してるし、加えて、先のアップデートあたりから偵察機を積んでいれば昼戦から連撃を撃てるようになったりして、駆逐艦軽巡洋艦にとって戦況は厳しさを増しています。

どれだけレベルを上げても、戦艦の火力には及びませんし、かといって全部避けちゃうような飛び抜けた回避力があるわけでもありません。全然無敵でないし、最強でもないです。



だけど、沖ノ島を突破できました。北方海域艦隊決戦で勝利できました。
全員レベル90台の他提督さんの戦艦空母オンリー艦隊相手にもたまに勝ちます。たいがい、ほとんどは負けますが、それでもときどきは確かに勝ちます。

レベル1のままならきっと全部負けてました。ときどきさえなかったはずです。
ここまで来たからできました。

持っているものいないもの。
頑張って届くもの、どうやったって届かないもの。
今から始めて間に合うもの、追いつけないもの。
才能とか個体値とか。

勝てないものには勝てないし、絶対に届かない壁はあります。もう壁だらけです。


かと言ってもしみなに等しく初期値と上昇値が与えられるなら、努力した量だけで全部が決してしまいます。置かれた環境、費やし費やせた時間。それこそ不平等です。

現実には限界の限界まで頑張って頑張ってめいっぱい頑張って、さぁどうだと周りを見たら涼しい顔で自分と同じこと、それ以上のことをやってのけてる人たちが、わらわらいたりして。


私はまだ何かそこまで頑張ったことがないので本当のところはわかりませんが、一番上にならなくても、なれなくても、才能がなくても、苦手でも。

得意なことを磨いた方が有意義だとかそういうことも、ひとまずは置いておいて。


もし、その道を進みたいと思ったのなら。不得手でも出遅れていても、進みたいと思ったのなら。
もし、その身で、その自分で、頑張るしかないのなら。
自分が努力して掴みうる最大値、限界、「全自分と比較して一番最強の自分」を目指して、頑張ること。

その結果辿りついた「全自分中最強の自分」が、他と比べて何百番目であっても、それはきっとこの上ないほどに意味のあることじゃないかと思います。いつも思っています。

それをしなかった自分にはできなかったことが、できるようになった。
見えるようになった。わかるようになった。 ただし、ちっとも全然最強じゃない。

十分です。それだけで十分です。


持って生まれたこの身しかなくて、それでも上をめざすというのなら、それこそが最善の一手。最強の一手。

別にスポーツとか競争ごとに限ったことじゃなくて、どうせ自分には向いてないから届かないからと諦めるのはもちろん必要。
ただ、そうしなきゃいけないとき、そうしたいと思ったとき。そんな時には。
座ったまま諦めるのではなく、まず前を向いて苦手なことや嫌いなことに向き合っていけたらなと。


1-1で全力でギリギリの戦いをしていた子たちが。戦艦の火力も、装備も、耐久も持たない持てないこの子たちが。
負けまくって繰り返して三か月かけて、想像でも伝聞でもなくこの目で確かに、2-4沖ノ島、3-4北方海域と進んでいく姿を見ていて、思っているだけでなかなか動けないでいる自分にはそれがとても眩しく、自分ももう少しくらい頑張らなくちゃと、改めて思ったのでした。