いつかの現在地

2019/8/30引越し

年末年始を振り返って。


久し振りの実家での生活を終え、約1週間ぶりに一人住まいのアパートへ戻ってきた。


予想されていた鼻水スパイラルは相変わらずの破壊力で、むしろ前よりも悪化しているような…。

とりあえず、アレルギーの原因が2階で飼っているウサギに関するものだということが分かったので、なるべく1階で過ごすようにしていました。


もう5分くらい2階にいるだけで症状が出てきます。

たたみかけるような鼻水とくしゃみの応酬に加え、
息をするたびにヒューヒューと音がするレベルの呼吸不良。
目はかゆいし、口、鼻の周りの肌は荒れてボロボロ…。

このまま、ここに1時間くらいいたらリアルに死ぬんじゃないかと(笑)


でもまぁ、なるべく2階に行かないように気をつけていたので、
初日2日目を除け、全体的に見て去年よりはずいぶんマシだったかな。


僕が全然2階に上がってかないから、母妹兄は明らかに寂しがってたし、父は空気清浄機を買ってきてくれたけど、
平気平気♪とウソをついたところで身体の症状は正直に出てくるし、こればっかりはどうしようもない…。

まぁその事情もあってか、ほとんどダラダラした時間もなくて、
買い物に行ったり、薪を切ったり割ったり、掃除したり、風呂をたいたり、野良ネコと戯れたり(←ウサギと遊べない反動?)…などなど

かなり充実した1週間を過ごせたかな。




そう。あと、祖父のあれが前よりも明らかに悪化してた。
その周囲の状況もますます悪くなってる。


漏らした、こぼしたの甲高い怒声で始まる朝。
味噌汁を啜っている横で、そういう臭いの漂う寝間着や下着が次々と運び込まれてきて洗濯機へ放り込まれていく。
床には、ご飯粒やお茶だか何だかよくわからない液体が飛散し、進歩のない言い争いが飛び交っている。
もう迷惑かけるな、わしを殺したいのか、さっさと向こういけ、早く死ね。
叫び声、怒鳴り声、戸のしまる音、排泄物の臭い。


そんな中での朝ごはんがおいしいわけがない。
楽しいわけがない。



こんな中にいなきゃいけなかった妹の境遇を改めて痛感する。



彼らには大切で大好きな自分の娘・孫に、そんな酷い思いをさせてしまっていることに気付く余裕がない。気付いていたとしてもそれを口に出すことを抑えるだけの余裕もない。どうしようもない。


朝も昼も夜も、顔を合わせるたびに
聞き飽きた内容の言い争い。
仕方のない怒りと、強いられる我慢。理解されない頑張り。

せっかく作ってくれた料理も、やるせない口喧嘩の中に消えていく。

無言で立ち去る妹。
あまりにも分かりやすい。


ごめん。彼らはずっと頑張っているから、それに気付く余裕がないんだ。
そういうのは僕がかぶっておくから、妹にはもっと勝手気ままに生きて欲しい。


あの言葉は、どれだけ妹の支えになれているのだろうか。
言わない方が良かったのではないだろうか。

こんなことを考えている自分が気持ち悪い。
そんなの深く考えることじゃないのかもしれない。


そこにある事実と湧いてくる感情は別物だ。

また、そのことを知っていたからといってあらゆることに平静でいられるわけでもない。



本当にどうしようもない家の状況の中で、
高校の時の自分が感じていたことも合わせて、いろんなことを考えた7日間でした。