日記3

9/30

ほーんとうんざりする。毎日毎日ぴゃーぴゃーがーがー怒って叫んで。お前の趣味は怒り叫ぶことか。子供にとって大事なことだのなんだのって。テスト前の子供の周りで常時怒り叫び声が上がって、誰かを怒鳴り散らしている家族がいることは子供にとってどうなのか、考えろよ、バカ。
まったく、毎日わけ分かんない行動して、ボケてんだかまだちゃんとしてんだかハッキリしないおじいと、毎日毎日ちっちぇことから何から綻びを見つ出して、幻想の正しさにこだわって馬鹿みたいに怒って叫ぶことを趣味にしているおばあと、毎日毎日、会社の仕事が大変らしく溜め息を1時間に10回ついて、好きな事が出来んだの生きるのにいっぱいいっぱいだの平気で我が子に言う父、毎日毎日おじいおばあの下らんやり取りに挟まれ疲弊し、あからさまに尖った口調、冷たい態度でおじいにあたり、おばあに相槌をつくしかない母。

みんなそれぞれに苦労してるのは分かるよ。でも誰も自分以外の苦労をくみ取ろうとしない。ある人は自分の勝手なことばかりをぶちまけていて、ある人は他の人には興味がなく、またある人は言葉を発せず溜め息をつくことで苦労の理解を求め、ある人は始めっから建て前を重ね続けている。
ダメじゃん。いい加減にしろよ。大人がいっぱいいっぱいでどうするんだよ。家族が「敵」で「ストレスのはけ口」で「重り」で「嘘」でどうするんだよ。大人がしっかりしていなかったら子供はどうするんだよ。

子供が家に火をつけたり、家族を殺したりしたニュースを見て、馬鹿とか弱いとか言ってんじゃねえよ。親がいないとか再婚したとか、そんなんじゃなくても、苦しんでいる子供だっているんだよ。火をつけちゃった子供たちを見て馬鹿とか言ってんじゃねえよ。お前は自分の苦労を全部ぶちまけて、八つ当たりしてんじゃねえかよ。なんで争いしかできんのよ。家族じゃねえのかよ。受け入れる器はないのかよ。正しさにかこつけてんじゃねえよ。
キリストが本当にいようがいまいが別にいいんだよ。その真偽よりも、それによってより良く、幸せに生きることができるんなら、それでいいんだよ。




10/17

はぁ。もういいよ。どうせ後悔するんだから。たまに自分の思ったこと、言いたいことを言ってみるとほら。傷つけちゃったかな…、僕が我慢しておけば良かったんだ…って必ず後悔。ちょっと自分の言いたいこと言っただけで母が自殺？そんなことになるわけないだろ。うん、でも僕には母が無理していてもういっぱいいっぱいに見えるんだ。誰も傷つかなくていい、僕が受ければいいだけだって思えるんだ。その考え方が異常だって。分かってます。




11/13

世間では中学生やら校長やらがポコポコ自殺していく。なんでそんなに簡単に死ぬの？ちょっとおかしいんじゃない？そんな意見が出てもしょうがない。あらゆるマスメディアで自殺が話題になり、自分の選択肢の中の「自殺」という道がどんどん広く進みやすくなっている気がする。
「そんなことで死ぬなんてちょっと弱すぎじゃないか？」確かに弱いのかもしれない。少なくとも、今の子供たちには大人たちが批判する要素が盛りだくさんだ。学力低下だの、心が弱いだの、キレやすいだの、人のことを考えないだのと。悪いのはそんな風になった子供たちか？違うだろ。子供たちは自分でなりたいように、真っ白の状態から自分で好きな色をつけていったんじゃない。彼らを取り巻く環境がそうさせるんだ。小さいことから、そうなるようにそまっていく。なんでもかんでも子供が悪いってわけじゃない。要するに親が悪いってわけでもないんだ。誰が悪いってわけじゃない。だから困ってるんだよ…。




11/15

なにかあるとすぐ、周りの評価を気にして、謝ってばかり。何かを決めたって、他の人が入ってくれば簡単に曲げちゃうし譲っちゃう。色を塗ってもすぐ人の影響を受けてまた塗り替える。当たり前だ。僕には自分の芯がない。ムカつくもんはムカつく。だけどそれを外には出せない。自分の意思はいつも心中で殺される。そんなことばかりやってたら自分の本心が分からなくなる。言いたいことを我慢していることは双方にとって良くないことだって分かっているけど。一言言っただけで自分が我慢して保たれてきた仮の平穏が一瞬で崩れちゃう恐れがあるんだ。言った方がいいのかこのままがいいのか。もうわけが分からない。

ただ苦しくて、言えないことが悔しくて、ストレスがたまって、自分ばっかりがかわいそうだと思って、そう考えることが卑怯だと思って、でもこんな風に悩んで苦しんで自分はやっぱり特別でみんな部活とか恋とかで悩めて羨ましいなと思って、でもどうせみんなそれぞれ苦労してんだって言葉で全部流されてしまいそうで、やっぱ自分がダメなのかって、思ってしまう。

ああ、どうして僕は心の病気にすらならないんだろう。その程度の頑張りってことなのかなぁ。